ピロリ菌検査
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ピロリ菌検査
ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)
ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)は胃粘膜に生息する細菌で、胃・十二指腸潰瘍、慢性胃炎、胃癌などを引き起こすとされています。
特に、胃癌はピロリ菌感染と深く関り、ピロリ菌感染がない人は胃癌になることが少なく、ピロリ菌に感染すると慢性胃炎から萎縮性胃炎になり、胃癌になる危険性が高くなってくることが知られています。ピロリ除菌により胃癌の予防や感染の防止が期待されるため、ピロリ菌に感染している場合、除菌治療が推奨されています。
ピロリ菌の有無の診断方法は、内視鏡検査を伴う検査方法培養法(培養法、迅速ウレアーゼ法、組織検鏡法)、尿素呼気試験法、尿中血中抗体測定法、糞便中抗体測定法があります。
2013年2月に胃-十二指腸潰瘍、胃MALTリンパ腫、特発性血小板性紫斑病、早期胃癌に対する内視鏡治療後の患者だけでなく、ピロリ菌感染胃炎に対してピロリ菌の除菌治療が保険適用になりました。
ただしピロリ菌除菌の保険適応治療は、内視鏡(胃カメラ)によるピロリ菌感染胃炎の有無の診断が必要になっています。
一次除菌で約80~85%。一次+二次除菌で90~95%の方が除菌できています。一次除菌も二次除菌も保険適用があります。
当院では、内視鏡検査後時に萎縮性胃炎、腸上皮化生などピロリ菌感染胃炎が疑われる方に内視鏡施行後に検便容器を渡し、後日に検体提出していただいています。